nihonbashi-gallery
15355
page-template-default,page,page-id-15355,bridge-core-3.0.2,qode-page-transition-enabled,ajax_fade,page_not_loaded,,qode-title-hidden,qode-theme-ver-28.8,qode-theme-bridge,disabled_footer_top,qode_header_in_grid,wpb-js-composer js-comp-ver-6.9.0,vc_responsive

NIHONBASHI TAROHEI GALLERY

東京の日本橋に現代アートの太郎平画廊

4月1日(土)、東京日本橋の太郎平画廊がグランドオープン
初回の「太郎平と仲間達」展では、ギリシャ、マルタなど国際的なアーティストの作品を展示

有限会社 太郎平(本社:東京都千代田区麹町、創業者:中川太郎平、代表取締役:中川恵)は
2023年4月1日、東京は日本橋本町に位置する太郎平ビルの1階、2階、地下フロアを展示会場とした現代アートの企画画廊 太郎平画廊をグランドオープンします。

創設者の中川太郎平は、海外との交流を持ち作家活動を行なって参りました。
国内ではアートスクールを30余年運営し、芸術の普及と新興に力を注ぎ、近年には美術団体「一般社団 法人七草會」を創設し、国立新美術館にて展覧会を開催しました。

初回の企画展となる「中川太郎平と仲間達」展では、これまで中川が交流を深めて参りました海外アーティストの作品を展示いたします。

太郎平画廊グランドオープン記念「太郎平と仲間達」展

会期:4月1日(土)~ 4月12日(水)
開廊日は、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日。日、月、火は休廊。
開廊時間 12時より19時まで

Adrian Scicluna(エイドリアン・シクルナ)

House of Kyteler(キテラの家)/oil on canvas

1971年 イギリス生まれ
ロンドン芸術大学ウィンブルドン・カレッジ・ オブ・アーツ ファインアートコース修士 国立マルタ大学教育学 優等学位取得

UAE とマルタを拠点とし、デジタル時代の物質性、社会構造と人間の行動の関係性、日常における超現 実的な瞬間を表現した絵画のほか、ビデオ作品やインスタレーションなど世界を舞台に多元的なアート作 品を制作・発表している。
今回の「キテラの家」は、現在 アメリカの著者と進めているデジタルノベルに関連した絵画作品。アリス・キテラとは、中世アイルランドで最初に魔女の嫌疑をかけられた女性。

Daniel Machado(ダニエル・マチャド)

Gambas/ラムダプリント

1973年 ウルグアイ モンテビデオ生まれ
ウルグアイ IEC 大学にて建築、コンピューターグラフィックス専攻 ウルグアイ共和国大にて建築とコンピュータグラフィックス専攻 ほか 東京在住。フリーランスの写真家、立教大学ラテンアメリカ研究所研究員。

ラテンアメリカにルーツを持ち、ウルグアイ、アルゼンチン、スペイン、そして日本 という多国で暮らした経験から複雑な視点を持って社会の側面や生活を映し出した ノスタルジックでシュルレアリスティック、マジックリアリスティックな作品が特 徴。写真集「幽閉する男」を出版するほか、タンゴのダイナミズムを表現した写真を 展開している。

Dionisis Christofilogiannis(ディオニシス・クリストフィロギアニス)

Aphrodite/oil on canvas

1973年 ギリシャ アテナ出身・在住 シェフィールド・ハラム大学(イギリス)工学部機械工学科 学士 ストラスクライド大学(スコットランド)工学部デザイン工学科 修士 クルージュ・ナポカ芸術大学(ルーマニア)ファインアート 博士

ギリシャ・アメリカンカレッジにてビジュルアートの教鞭をとるほ か、アテネを拠点とするアーティストのためのアートスペースやマガ ジンの設立・運営、海外との交流展などを手がけている。 作品は単一で凛とした建築や幾何学の要素を用いて抽象的、かつ抒情 的な表現が特徴。

Helidon Gjergli(ヘリドン・ジェルジ)

Pixture TV/ビデオ作品

1970年 アルバニア シュコドラ生まれ、ティアナ育ち。 芸術アカデミー(現ティラナ芸術大学/アルバニア) 美術学士 ナポリ芸術アカデミー(イタリア)にてビジュアルアート専攻 ノースウェスタン大学(アメリカ)アーツ・サイエンス学部「芸 術理論と実践」美術修士

現在はニューヨークとティラナを拠点にアーティスト、展覧会のオーガナイザーと世界的に活躍するほ か、ハーバード大学をはじめ多くの大学で講演をおこなっている。
2007年 52 回ヴェネチア・ビエンナーレに選出 絵画、メディアインスタレーション、建築など、その表現は多岐にわたる。一貫して、メディアと自己、 そして他者との曖昧な境界に潜む隙間や脆弱性を問いかける作品を作っている。

Radu Solovastru(ラドゥ・ソロヴァストル)

Dutch Shit Cake/photo (marzipan)

1957年 ルーマニア クルジュ・ナポカ出身・在住 クルジュ・ナポカ芸術デザイン大学 美術博士 イアオン・アンドレスク大学グラフィック専攻 クルジュ・ナポカ芸術デザイン大学教授

この10年ほど「ガストロデザイン」「ケーキデザイン」などとして、マ ジパンを使った「Glycemic(糖血症)」というシリーズを作ってる。

Raphael Vella(ラファエル・ヴェッラ)

News from Nowhere/ビデオ作品

マルタ共和国生まれ・在住 ロンドン芸術大学(イギリス)美術 博士 マルタ大学(マルタ共和国)美術教育 修士 マルタ大学(マルタ共和国)芸術ならびに美術史 学士

美術家として国際的に活躍するほか、マルタ大学准教授としてアートの方法論、理論、実践についての教 鞭をふるい、また2017年のヴェネチア・ビエンナーレのマルタ共和国パビリオンのキュレーションを務 め、また現代美術に関する執筆も行なっている。作品は、インスタレーション、ドローイング、彫刻、ミ クストメディアなど多岐にわたり、いずれの場合も宗教や原理主義、テキスト性、崇高などに関する哲学 的な問題をテーマとしている。

Roland Hagenberg(ローランド・ハーゲンバーグ)

Stone Heart Puzzle/photo

1955年 オーストリア・ウィーン生まれ 東京と京都を拠点に写真家、美術家、ジャーナリスト、作家とし て活動するマルチメディアアーティストでありアートプロデュー サー。Vogue などのメジャー雑誌に寄稿している。

1980年代、マンハッタンのダウンタウンで活動中、アンディ・ウォーホル、ロバート・メイプルソー プ、キース・ヘリング、ジャン・ミシェル・バスキアらと交流し、彼らの作品制作風景などを写真に収め る。2010年、オーストリアの作曲家フランツ・リストの生誕地ライディングに藤森照信や原広司などの 日本人建築家によるマイクロ・デザインハウスを建設する「ライディングプロジェクト」をスタートし、 オーストリア政府環境局革新賞を受賞。本年には、著書“Beside Poems”を出版するほか、演劇“Jetlag” がバーゼルで上演予定。

次回の展覧会

4月14日(金)よりダニエル・マチャドによる写真展「Tango x 3」を開催いたします

シリーズ「タンゴ・コンフュージョン」より

東京日本橋本町に位置する太郎平画廊では、4月14 日(金)から5月3日(水)まで、ウルグアイ出身の写 真家 ダニエル・マチャドによる写真展「Tango×3(タンゴ・ポル・トレス)」を開催いたします。

ラテンアメリカにルーツを持つダニエル・マチャドは、ウルグアイ、アルゼンチン、スペイン、そして日本という多国で暮らした 経験から複雑な視点を持って社会の側面や生活を捉えています。その作品はどこかノスタルジックでありながらもシュルレアリスティック、マジックリアリスティックな雰囲気で、鑑賞者の生まれ育った国や文化的背景などによっても作品から 受ける印象が異なります。

今回の展覧会「Tango×3(タンゴ・ポル・トレス)」では、幼い頃からダニエル・マチャドが慣れ親しんできたタンゴがテーマ。芸術をはじめ、ありとあらゆる分野で境界が不明瞭となっている今日。タンゴの世界でもそれは同様で、他のジャン ルを取り入れたハイブリッド化が進んでいます。ダニエル・マチャドが写し出したタンゴを楽しむ人々の姿は、一種、今の クロスオーバーな社会を反映しているかのようでありながらも、良き時代を懐かしむノスタルジアを感じることもできます。

ダニエル・マチャド展「Tango×3(タンゴ・ポル・トレス)」

会期:2023 年 4月14日(金)〜5月3日(水)
(開廊は水・木・金・土曜日 12:00〜19:00)
オープニングレセプション 4月 14日(金)18 時より

今回の個展では、タンゴを題材とした「タンゴ・コンフュージョン」「脚とバンドネオン」「音楽ラッキーホール」の 3 シリーズを 展示致します。個性的なダンサーが他のジャンルの動きを取り入れて踊り、それが模倣、反復されて一つのスタイルがで きあがっていくニュータンゴ。その世界観を一種のパロディとして表現したのが「タンゴ・コンフュージョン」です。「脚とバンド ネオン」はタンゴダンサーの官能的な編タイツを履いた脚とタンゴ音楽を奏でる楽器バンドネオンで構成される写真作品 で、官能的でありながらもどこかオブジェのような美しさを醸し出しています。「音楽ラッキーホール」のシリーズは、蓄音機 と女性モデルによるシュールで遊び心あふれる作品です。

シリーズ「脚とバンドネオン」より

シリーズ「音楽ラッキーホール」より

ダニエル・マチャドについて

1973年ウルグアイ、モンテビデオ生まれ。東京在住。
フリーランス・フォトグラファ―、立教大学ラテンアメリカ研究所研究員。
IEC、ウルグアイ共和国大学にて、建築とコンピューターグラフィックを学ぶ。
FCU(モンテビデオ)、GrisArt international school of photography (スペイン・バルセロナ)にて写真を学ぶ。

個展 ・グループ展(抜粋)
2016年 「Bajo el cielo azul」. 国立劇場ソリス・フォトギャラリー. <モンテビデオ>
2014年 「Tango Oriental」 Korea Foundation <ソウル>
2012年 「Contemporary Uruguayan Artists」 IDB 文化センター <ワシントンD.C.>
2012年 「TANGO」森山大道+ダニエル・マチャドTraumaris Space Gallery <東京>
2011年 「About Change」 世界銀行 <ワシントンD.C.>
2010年 「Miguelete Jailhouse」 ギャラリータントテンポ <神戸>
2009年 「幽閉する男」 銀座ニコンサロン <東京>
2008年 「Dia a Dia」Fotografia Festival Internazionale di Roma <ローマ>
2008年 「Descubrimientos」PhotoEspaña <マドリッド>
2007年 「Selecciones ZoneZero」 Siggraph-07. <サン・ディエゴ>.
2007年 「タンゴ コンフュージョン」 Tabaris Gallery. <モンテビデオ>.
2006年 「Arquigrafías」. Arte x Arte ギャラリー <ブエノスアイレス>
2005年 「El Proyecto Rodelu」 カテテ宮殿(共和国博物館) <リオデジャネイロ>
2005年 「ロデルー病院」 Centro Municipal de Fotografia, <モンテビデオ>
2005年 「Uruguayan contemporary photography」 ABC TreeHouse gallery <アムステルダム>
2004年 「La Familia Rodelu」 ゲーテ・インスティトゥート <モンテビデオ>
2002年 「トランスアーキテクチャー」 FADU ウルグアイ共和国大学 <モンテビデオ>

2023年 展覧会予定

3月 開廊記念展
中川太郎平に集う9人の海外作家作品展

4月 ダニエル・マチャド展
アルゼンチンのタンゴを愛する「人々を撮えた」フォト企画展

5月 松下誠子展
女性の内面を深く洞察し多岐な素材にて表現する企画展

6月 佐々木菜摘展
動物のような鋭い感覚を備えた理想の人間像を追求する企画展

7月 中川太郎平
フォト作品展

8月 オブジェクト展
子供と大人が一緒になり創造する「オブジェクト」企画展

9月 far展
移動を重ねる時間と距離その軌跡「Far Stroke」企画展

10月 Sari展
マンガのようイラストのよう「とは異なる」現代アート企画展

11月 X展

12月 休廊

太郎平画廊の建物

芸術の普及と更新を目的に1993年に建造された太郎平ビル。
石を積み上げた建物内には銅板にフランドル語にて“VOORTDURENDE VERNIEUWING
VAN DE TRADITIES, DE KULTUUR EN DE GEEST VAN HET VERLEDEN.”「古来よりの伝統、文化、精神永遠に新しく生まれ変わる」と太郎平画廊の観念が彫られている。
太郎平ビルのある日本橋の「本町」は旧「日本橋区」、江戸時代には「江戸本町」と名高い場所でした。
アクセスは、銀座線「三越前駅」より5分、日比谷線「人形町駅」より10分。
「本町」には、江戸時代より薬問屋が軒を連ね、現在は製薬会社となり、古くからの老舗をはじめ、マンダリンオリエンタルホテル、コレド室町、三越本店などがあります。

太郎平画廊 TAROHEI BLDG. TOKYO 東京都中央区日本橋本町一丁目7−12 日本橋太郎平ビル